全国の名所にも負けない！金沢の紅葉スポット

　紅葉のイメージがある場所と言えば、京都をはじめ、北海道や長野山々。そして、お隣の富山の黒部峡谷を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか？だが残念ながら、金沢や石川県を思い浮かべる人は少ない。しかし、そんな有名紅葉スポットにも負けないくらい、風情を感じさせてくれる紅葉スポットが金沢と石川県にある！

　兼六園・金沢城公園は秋の名勝としては影が薄く、それほど知られていない。それもそのはず、様々な木の種類がある兼六園・金沢城公園は一面紅葉に彩られた景色がそれほどありません。

　そこでおすすめするのは夜。木々が映えるようにライトアップ、金沢ならではの美しさを楽しむことができる。毎年、10月の中旬ごろから11月いっぱいまでライトアップされます。少しうす暗い雰囲気のライトアップは兼六園を神秘的な雰囲気を醸し出します。足元が少し見づらいので、散策する際はご注意ください。

【金沢城・兼六園四季物語～秋の段～】

2025年10月18日(土)、25日(土)

2025年11月1日(土)、2日(日)、8日(土)、15日(土)、22日(土)、23日(日)、29日(土)

　しいのき迎賓館と四高記念公園の間にあるアメリカ楓通り。わずか260m程の短い通りにアメリカ楓がたち並び、秋になると一気に彩ります。迫力はありませんが、日常に潜む静かな雰囲気が、まるで映画のワンシーンような景色。

　自然の多い紅葉スポットを楽しみたい人はここがおすすめ！少し中心部から離れた大乗寺丘陵公園は、高低差80mほどある広い公園。そこからは、日本海を見渡すこともできる。その広い大乗寺丘陵公園で紅葉狩りを楽しみながら、大乗寺も一緒に散策するのがおすすめ。ちょっとしたハイキングを大乗寺丘陵公園で楽しんでみて！

　金沢市内にも素晴らしい紅葉スポットがある。だが、金沢から少し足を伸ばした先の紅葉スポットに行ってみませんか？白山白川郷ホワイトロードなど、紅葉スポットとして有名ですが、車がないと中々行けない…そこで、金沢から少し足を伸ばした先に、公共交通機関だけでも行ける紅葉スポット2箇所を紹介していきます。

　金沢から少し南に行った、小松市の山間にある那谷寺。ここは石川県随一の紅葉スポットで、真っ赤な紅葉を楽しむことができる。雨の日はなるべく避けたい紅葉だが、那谷寺の紅葉は雨に濡れることで、その赤さが一層増します。歴史を感じながら、真っ赤に染める秋の那谷寺はおすすめ！

　加賀温泉郷のひとつ、山中温泉にある鶴仙渓。温泉街から横に少し入ったところにあるのが鶴仙渓だ。渓谷を囲む紅葉の中を、ゆっくりと歩きながら季節を感じられる。

　そして、鶴仙渓の一番のおすすめは川床。紅葉に囲まれながら飲むお茶は格別。行く際は、増水で営業してない事もあるので天気を確認してから、暖かい装いにしましょう。

　今回紹介した金沢と石川県の紅葉スポットは、ほんの一握りです。武家屋敷跡野村家や寺島蔵人邸などの邸宅内にはお庭もあり、抹茶を楽しみながら小さな紅葉を楽しむことができる。また、公共交通機関でのアクセスは難しいが、車があれば白山市の手取峡谷や小松市の荒俣峡もかなりおすすめの紅葉スポットです。