ハッピープライド月間

「卯辰山花菖蒲園」紫陽花と花菖蒲が一緒に楽しめる公園

 卯辰山花菖蒲園はひがし茶屋街のすぐ裏手にある卯辰山の中腹にあります。ひがし茶屋街から上り坂を歩いて約10分の距離にあるので、6月の花を見に少し寄り道してみませんか?美しい花菖蒲と紫陽花が同時に楽しめる、金沢の数少ない花スポットです。

 ひがし茶屋街から森の中にある坂を上るのは少しきついが、道中にも紫陽花が咲いており、紫陽花を楽しみながら上れます。しばらく歩くと道路が見え、向こう側は突然視界が広がり、段々畑の花菖蒲園が見えてきます。卯辰山花菖蒲園は昭和57年(1982年)に金沢の400年記念事業として造られた公園で、花菖蒲は主に3つのエリアに分かれています。一番手前の「池と花菖蒲」、中段の「せせらぎと花菖蒲」、上段の「段々畑の花菖蒲」というテーマでそれぞれ造られました。

 花菖蒲は約20万株が植えられていますが、個人的な見どころは花菖蒲の段々畑を囲むように咲いている紫陽花たちです。数自体は2,900株ほどと少ないですが、花菖蒲と合わせて、白、水色、紫とまるでグラデーションのようになっている景色がとても鮮やかです。

 また、花菖蒲と紫陽花が同時期に咲く花でもありますので、両方とも楽しめるのが卯辰山花菖蒲園の魅力です。他にも、卯辰山花菖蒲園の横にある卯辰山三社へ向かう参道は梅雨の時期になると美しくコケが生え、神秘的な姿が見れます。

 卯辰山花菖蒲園は時期限定で楽しめる公園で、6月の梅雨時期。だが、梅雨の時期だからこそ楽しめる金沢の景色をぜひ堪能してみてください!

卯辰山花菖蒲園

うたつやまはなしょうぶえん

石川県金沢市東御影町

076-220-2356(金沢市 緑と花の課)

橋場町バス停