石川県の公式マスコット「ひゃくまんさん」のモデルになっている、工芸品の加賀八幡起上り人形。安江八幡宮・金沢水天宮はそんな起き上がり人形が生まれた、安産祈願で有名な神社です。金沢駅からも近く、帰る前に少し寄っていくのがおすすめです。
歴史とご利益

天慶2年(939年)に創建した安江八幡宮はかつて、近江町市場近くの高岡町と武蔵町にまたがる広大な土地を有していた。しかし、慶長年間(1596〜1615年)に金沢駅近くの現在の場所へ移られました。現在の場所はかつて、刀鍛冶が多かった事から、今も一部で鍛冶八幡さんの愛称で親しまれています。
石川県内唯一の水天宮が合わせて祀られていることから、地元では安産や水難除けのご利益がある神社としても有名。また、藩政時代には加賀藩や現在の石川県加賀市にあった大聖寺藩の藩主に崇敬され、その際は火防や病気平癒を祈られていました。
加賀八幡起上りって何?

加賀八幡起上りは金沢の伝統的な工芸品でもあり、玩具でもある。とある翁が、子供たちの育成や多幸を祈って、ご祭神の八幡大神が生まれた時に真紅の産着に包まれていた姿になぞらえて作った人形です。
そのため、加賀八幡起上りは子供の元気な成長を祈る、縁起の良い工芸品でもあります。
起き上がり人形を探せ!




安江八幡宮の境内にはいたるところに加賀八幡起上りがあります。加賀八幡起上りは手作りなので、ひとつひとつに違った表情があり、お気に入りの加賀八幡起上りが見つかるかも?中にはパートナー同士のように仲良くしている加賀八幡起上りや友達同士で仲良く遊んでるように見える加賀八幡起上りもあります。
御朱印とお守り

安江八幡宮の御朱印とお守りは色によって祈願が変わるのが特徴。紫・白・赤・黄は加賀八幡起上りのスタンプが、お守りも色ごとで選択できる。お守りには種類もあり、加賀八幡起上り人形のお守りと加賀八幡起上りの形をした巾着のお守りは色が選べます。それぞれの色の祈願の意味合いはぜひ現地で確認してみてください♪
最後に
安江八幡宮は金沢水天宮も合わせて祀られているので、自分はもちろんの事、お友達や知り合いに出産の予定がある人への安産祈願にお守りがおすすめ。そして、愛らしい加賀八幡起上りでいっぱいの安江八幡宮で、お気に入り加賀八幡起上り探しをしてみてください♪








