波自加彌(はじかみ)神社は料理が好きな人必見!香辛料の神様が祭られている、日本で唯一の神社です。
金沢中心部から少し離れた近郊にある波自加彌神社の周辺は、田んぼと住宅に囲まれたのどかなエリアに位置します。アクセスこそ大変ですが、料理に関するお守りやかわいい御朱印がいただけるので、御朱印を集めてる方にもかなりおすすめ!
名前の由来となったはじかみとは?
神社の名前の由来にもなっているはじかみ。山椒などを指す「椒」と生姜などを指す「薑」はいずれもはじかみと読みます。はじかみはそれぞれの古語で、どちらも歯で噛んで辛いものから来ていると言われています。
波自加彌神社の由緒

主祭神は日本で唯一香辛料の神様である波自加彌神(はじかみのかみ)と一国一社護国正八幡神です。
波自加彌神社は養老2年(718年)創建の神社でかつては、2キロ離れた黄金清水(こがねしょうず)という場所に鎮座していました。その後、寿永2年(1,183年)に源平北國合戦で消失し、現在の位置に合った「田鹿八幡宮」の横に改めて建てられました。
のちに社殿がひとつにまとめられ、「波自加彌神社・正八幡宮」と呼ばれるようになったが、元禄7年(1,694年)の資料では「正八幡宮」の社名がなくなり「波自加彌神社」単独の社名へと変化していた。
これは波自加彌神が八幡神より上位の神と考えて変更したのではないかと言われています。
波自加彌神社のご利益

波自加彌神社は、健康長寿、料理上達、無病息災のご利益があるとされています。香辛料の神様が祭られているだけあって、食や健康にちなんだご利益が中心。ちなみに、参拝客の中には、ご利益を求めて全国の飲食店や農家が訪れます。特に、毎年行われるはじかみ大祭は多くの参拝客が訪れます。
色とりどりなお守りと御朱印

波自加彌神社は香辛料の神様が祭られていることでも有名ですが、かわいいらしい特徴的な御朱印も忘れてはいけません。
御朱印は種類が豊富でいずれも可愛く、季節ごとや月ごとのスタンプもあり、思わず毎月通いたくなってしまいます。また、珍しい切り絵の御朱印もあるので、御朱印だけのためにエリアに訪れても良いかもしれません♪

お守りも金沢らしい加賀獅子のお守りや料理上達や美味しいお酒に出会いたい方におすすめの福酒守もあるので、グルメの街金沢を楽しむお守りとして授かるのもおすすめです。
最後に
金沢近郊の少しアクセスしずらいエリアではありますが、食の街の金沢らしい日本唯一の波自加彌神社。料理やお酒好きの方や御朱印を集めている方はもちろんのこと、何度も金沢を訪れている方にもおすすめ。ぜひ、金沢の忙しい観光地から離れて、少し離れた香辛料の神様が祭られている波自加彌神社を訪れてみてください!
波自加彌神社
はじかみじんじゃ

石川県金沢市花園八幡町ハ165

076-258-0346

八幡バス停
北鉄バス [87] 津幡線

波自加彌神社 遥拝殿
はじかみじんじゃ ようはいでん

石川県金沢市二日市町ヌ131

9:00 ~ 16:00
※御朱印やお守りなどは遥拝殿で授かれます。